民生児童委員を引き受けて今年で2期目・4年目を迎えた。 我が地区は人数もそれほど多くなく、こじんまりとしていてなんだか居心地がいい。 女性委員は主婦が多いが大半はパートで仕事もしている。 男性委員も案外いて、自営業の他にほぼフルに働いている人もいる。 みんな両立しながら務めている。
先日、研修で隣の区の公会堂へ行った。 私はバスと電車を乗り継いで行った。 席について始まるまで先輩委員たちと話す。 一人の先輩が、今日はおよそ6㎞の距離を歩いてここへ来たという。 それを聞いて私が驚いていたら、もう一人の先輩委員は、
東京マラソンのコースを1日10km4日間歩くというのを毎年しているという。 そして2人は私に
「災害や何かあったら歩けないとね。これくらいは歩けるという自信を日頃からつけておいたほうがいいわよ」
と教えてくれる。
また別の日。 ある先輩委員と歩きながら話をしていた時のこと。 嫌な体験の話をされていたのだが、でも、
「嫌」だとか「悪」だとかいう言葉は使わず
「気分がいいものではなかったけどね」と言われたのだ。 「気分がいいものではない」という表現を聞き、私はひそかに感嘆した。 普段、自分にはない言葉だとつくづく思った。
そして反省する。
生活に根差した強み、暮らしから生まれた視点がそこにはある気がする。 仕事の世界とはまた違った学び。 ありがたいです。